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高畑勲 監督作品 「おもひでぽろぽろ」 今夜放送 [映画]

本日11月29日、日本テレビ系列「金曜ロードSHOW!」では、高畑 勲 監督作品『おもひでぽろぽろ』が放送される。
高畑 勲 監督の最新作『かぐや姫の物語』の公開記念として、先週の『火垂るの墓』(1988)に引き続き、2週連続でジブリ作品が放送される。
今週は『おもひでぽろぽろ』(1991)。
放送時間は21:00~23:29。




『おもひでぽろぽろ』は、現在公開中『かぐや姫の物語』の巨匠 高畑 勲 監督が女性の心情を描く名作。

27歳の女性が旅の途中で小学5年生の自分と出会い、当時の懐かしい思い出がよみがえるなか、現在の自分を見つめなおしていくストーリー。

東京の会社に勤める27歳のOL タエ子は、東京生まれの東京育ち。
タエ子には「田舎」がない為、幼い頃から田舎に憧れを持っていた。
そんな彼女だが、長期休暇をとって姉の嫁ぎ先である山形の親戚の家に農業体験をしに行く。
普段とは違う充実感を感じながらも、なぜか小学5年生の記憶が付きまとう。

・初めての温泉旅行で浮かれてしまい、のぼせてしまったこと。
・分数の割り算がどうしても理解できなくて、母と姉に呆れられたこと。
・ちょっとしたことで意地を張り、楽しみにしていた外食が台無しになったこと。
・学芸会の劇でセリフが一つしかもらえなかったので、セリフの後にさりげなく手を振るなど、自分なりに工夫したこと。
・クラスみんなから嫌われている不潔な男の子がいたこと。

タエ子が小学5年生当時の時代設定は昭和41年頃だが、家庭や学校での数々のエピソードは、誰もが1度は経験したことがあるものばかり。
親世代・子世代、それぞれの視点から家族みんなで楽しめる内容だ。


また、声の出演には、今井美樹(タエ子)、柳葉敏郎(トシオ)が起用された。

本作品では、通常アニメや海外映画の吹き替えに用いられるアフレコとは違い、動画を作る前に声を収録して、そのセリフに合わせてイラストを描いていくプレスコ(プレスコアリング)という手法が使われている。
その為、会話シーンにおける人物の表情がとても豊かで、リアリティのある動画が作れる。

このプレスコという手法は、現在公開中の『かぐや姫の物語』でも用いられており、今は亡き地井武男さんが健在であった時に声を収録済みの為、地井さんの声を作中で聞くことができるのだ。
地井武男さんの声の担当は竹取の翁。



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