金正恩第１書記の叔父 張成沢氏 北朝鮮のナンバー２が死刑に！ 朝鮮中央通信の発表

１２月１２日、金正恩（キム・ジョンウン）第１書記の叔父であり後見役を務めていた張成沢（チャン・ソンテク）氏が、特別軍事裁判において「国家転覆陰謀行為」を企てたとして、同日中に処刑されたことを、北朝鮮の朝鮮中央通信が報じた。

張成沢氏は、８日に行われた朝鮮労働党政治局拡大会議において、反党反革命行為があったとして国防委員会副委員長などをはじめ、全ての職務の解除を宣告されていた。

そして解任からわずか４日後の軍事裁判と即時処刑の実施について、韓国の情報機関である国家情報院は、
「公正な手続きを経たと示すための演出だ。張氏の勢力の反発の芽を事前に摘み、恐怖感を作り出すのが目的だ。」と分析している。
韓国政府は、北朝鮮が武力挑発行為に及ぶ恐れもあるとして警戒を強めている。

また、国家情報院によると、張成沢氏の側近で党中央委員会第１部長の李龍河（リ・ヨンハ）氏は、今月初めに公開処刑されたとみられている。
その時の処刑方法が機関銃による銃殺刑だったので今回も同じ方式であった可能性が高い。

ナンバー２だった張成沢氏の処刑が行われたことにより、今後は側近らの粛清が続くとみられている。

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