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フィリピンを襲った台風30号は竜巻級 [海外]

今年最大級の勢力を記録した台風30号は、今月9日、フィリピン中部を中心に大きな被害をもたらした。
11日午前のフィリピン政府の公式発表では死者255人、11日午後の公式発表では死者1774人となっているが、最も被害が大きかったレイテ州の地元警察によると、死者は1万人以上になる可能性があるという。

災害対策本部の発表によると「被害の割りに死者数の報告が少ないのは、通信手段が遮断されているため」とのこと。
被災地では道路の寸断や通信の不通が起きている。

フィリピンの総人口の1割にあたる約967万人が被災し、そのうち約61万人が今もなお避難所での生活を余儀なくされている。

フィリピン中部に位置するレイテ州の州都タクロバンでは、猛烈な暴風と高潮が空港のターミナルや管制塔を襲い、甚大な被害をもたらした。
ターミナルの壁は崩れ落ち、屋根は完全に吹き飛んで鉄骨がむき出しになっている。

沿岸部では高さが約5メートルにもなる波が何度も押し寄せ、建物は倒壊し、漁船や貨物船が内陸部まで打ち上げられるなど、まるで津波が起きたあとのようだ。

この台風30号は、フィリピン中部に接近する頃には、中心気圧895ヘクトパスカル、最大瞬間風速90メートルと、竜巻級の規模に勢力を拡大した。

また、救援活動の遅れから食料不足になり、各地で略奪が起こっている。



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